どんな場所へ、どんな日程で旅をするのか?荷物の量や欲しい機能は人それぞれ。まずは使用目的や行動日程に従い、パックのモデルを選びましょう。どのモデルを購入するかが決定したら、次はフィッティングです。 体型に合った正しいサイズのパックを背負っていれば、肩の上部への負担をほとんど感じないほど、身体の他の場所に荷重を分散させることができます。この荷重分散を上手に行うことによって、長時間パックを背負っていても疲れにくくなります。グレゴリーの中型~大型バックパックを選ぶ際には、次のステップにしたがって正しいフィッティングをし、自分サイズのパックを選びましょう。 ★=マウンテニアリング・シリーズ(一部を除く)、およびバックパッキング・シリーズ対象
 | - トルソー(胴の長さ)を測り、正しいフレームサイズを選びます。
- トルソー計測値に従い、ショルダーハーネスをスロットにセットします。
- パックに5kgほどの荷物をパッキングします。
- パックを背負ったら、ショルダーハーネスを締めこみます。次に、肩をすくめるような格好をしながら、ウエストベルトの位置を決定します。ウエストベルトの上端が、腰骨上部端より約2.5cm上のポジションが正しい位置です。ここで腰骨を包み込むようにし、バックルを締めこみます。
- リラックスしながら、片足の太ももを身体に対して直角(90度)になるように上げます。この状態でウエストベルトの下部端のラインが太もものラインと水平であるかを確認します。
- ショルダー・スタビライザーが緩んでいる状態で、ショルダーハーネスのパッド下部からパック本体につながるストラップの長さが約5~10cmあることを確認します。また、ショルダーハーネスのカーブが脇の下のカーブと一致しているかを確認します
- 最後に、ショルダー・スタビライザー、および、ウエスト・スタビライザーをピンと張る程度に手前に引き寄せます。
この時、ショルダー・スタビライザーのストラップには最適な角度があります。モデルにより異なりますので下の表を参考にしてください。
|
| 45° | Denali Pro 105, Petit Dru 85, Makalu Pro 70, Whitney 95, Deva 85, Palisade 80 | | 25° | Baltoro 70, Deva 60, Triconi 60, Deva 60 | | 10-15° | Z65, Jade 60, Z55, Jade 50, Z35-R, Targhee | | 0° | Z35, Jade 35, Z30, Z25, Jade 25, Z22, Z20, Jade 20, Drift |
足の大きさに応じて靴のサイズが細かく分かれているように、バックパックにもトルソー(胴)の長さ(背面長)に合わせて選ぶためのフレームサイズが同様に存在します。グレゴリーのパックは最大8段階の調節幅を設け、個々の異なる体型に対応します。 - まず、トルソー(胴)の長さをグレゴリー社製測定器「Fit-O-Matic」、又はテープメジャーを使って、数回測りましょう。このトルソーの計測値を基準に、フレームサイズを選びます。
- トルソーとは、第七頚椎骨(肩の曲線と首が交差したところの大きな隆起)から腰骨の上端の水平な線と脊髄骨の交差までの長さのことを指します。
- もし、トルソー計測値が二つのフレームサイズの中間だった場合、小さい方のサイズを選びましょう。
- 各モデルにはXS、S、M、Lのフレームサイズがあります。(サイズ展開はモデルにより異なります。)
グレゴリーが特許を持つシステム「Auto-Cant™ショルダーハーネス」は、ショルダーハーネスの角度を肩のラインに合わせて自動的に調節することが可能です。可動式プレートに取り付けられたハーネスは肩の形、傾斜、更には背負っている最中の肩の動きに連動して常に最適な角度に保つことができます。  | ショルダーハーネスのポジション グレゴリーが特許を持つシステム「Auto-Cant™ショルダーハーネス」は、ショルダーハーネスの角度を肩のラインに合わせて自動的に調節することが可能です。可動式プレートに取り付けられたハーネスは肩の形、傾斜、更には背負っている最中の肩の動きに連動して常に最適な角度に保つことができます。 - 同じくトルソーの計測値に従い、セッティングスロットの位置を確認し、ショルダーハーネスをトップスロット(上部)またはボトムスロット(下部)に装着します。
ショルダーハーネスのサイズ 通常、フレームサイズと同じサイズのショルダーハーネスを着用することが一般的です。ただし、肩回りの幅、厚み、丸みなどは人によって様々。グレゴリーでは、パッドの長さや幅の異なる男性用S、M、L、女性用XS、S、Mの各3サイズ(計6種類)の調節幅を設けています。 - グレゴリー社製測定器「Fit-O-Matic」を使用し、最適なショルダーハーネスのサイズを計測の上、必要に応じて交換しましょう。
|
フレーム サイズ | Fit-O-Matic トルソー計測値 | Auto-Cant™ショルダーハーネス セッティングスロット位置 | | L | 21インチ(53cm) | 上部 | | 20インチ(51cm) | 下部 | | M | 19インチ(48cm) | 上部 | | 18インチ(46cm) | 下部 | | S | 17インチ(43cm) | 上部 | | 16インチ(41cm) | 下部 | | XS | 15インチ(38cm) | 上部 | | 14インチ(36cm) | 下部 |
| ウエストベルトは長すぎず、短すぎない最適なサイズを合わせることでウエストパッドが腰をしっかりとグリップし、荷重を受け止めることができます。通常はフレームサイズと同じサイズのウエストベルトが取り付けられていますが、自分の腰周りのサイズに合ったウエストベルトを選んで、付け替えることができます。グレゴリーでは、パッドの長さや幅の違う男女共通の3サイズの調節幅を設けています。 - ウエストベルトを正しく締めた時、腹部にくる左右のパッドの間隔が5インチ(約13cm)以上残るのが正しいサイズです。
- グレゴリー社製測定器「Fit-O-Matic」を使用し、腰骨の上端の位置で最適なウエストベルトのサイズを計測の上、必要に応じて交換しましょう。
| 腰骨上端の周りの長さ | ウエストベルトのサイズ | | 22~28インチ (55~71cm) | S | | 28~34インチ (71cm~86cm) | M | | 34インチ以上 (87cm以上) | L |
グレゴリーの中型~大型パックには、腰の形状を模して設計された円錐型の荷重移動パネルを使用したウエストベルトを採用し、それぞれにグレゴリー社が特許を持つ腰傾斜角度の調節技術が組み込まれています。腰部の傾斜に合わせてパネルのセッティングを行うことでウエストベルトとの間に無駄な隙間をなくし、フィット感を高めると同時に、荷重を両肩から腰へ効率よく分散することができます。 - グレゴリー社製測定器「Fit-O-Matic」を使用し、最適なウエストベルトの傾斜角度を計測の上、体型に合った傾斜角度に調節しましょう。
Adjust-A-Cantウエストベルト: 腰傾斜角度に合わせて3段階のボルト調節が可能なシステム。マウンテニアリング・シリーズ(一部を除く)に採用。
Response CFS: リリースタブを引くことで簡単に角度調節が可能な最新システム「クイック・アジャスト式5ポイント・ウエストベルト」を搭載。左右それぞれ腰傾斜角度に合わせて5段階の角度調節ができ、腰へのフィット感と快適さを最大限に実現します。パッキング・シリーズに採用。(下記フィッティング方法参照)
Response AFS: 左右独立して回転するピボット構造により、運動中も身体の動きに合わせ自動的に腰の傾斜角度を感知し、角度調節ができるシステム。パックを背負うと同時にセッティングされ、動きの方向に合わせて重心を保ち荷重移動を常に最適化します。バックパッキング・シリーズに採用。 | クイック・アジャスト式5ポイント・ウエストベルト・システム |
フィッティング方法 - まず、正しいハーネスのサイズ、次に正しいウエストベルトのサイズを選びましょう。
- ウエストベルトのウェビング及びポケットスリーブの内部に、プラスチック製荷重移動パネルを滑らせるように差し込み、設置します。
- パックに5kgほどの荷物をパッキングします。
- パックを背負い、まずショルダーハーネスを締めます。骨盤最上部端にちょうどウエストベルトの上端がくるようにハーネスの長さを調節します。
- 肩をすくめるような格好をし、ウエストベルトをしめます。腹部を凹ませるようにし、通常よりきつめに締めこみます。この時、ウエストベルトが完全に骨盤を包み込むようにします。
- この状態で、ウエストベルト後方部の左右それぞれのクイック・リリースタブを引き抜き、ニュートラルな状態にします。自動的に腰の傾斜に合う角度にウエストベルトが動きます。
- クイック・リリースタブを放し、腰の傾斜に合った最適な荷重移動と快適さをもたらす角度で、再びロックさせます。
- この状態で、片足の太ももを身体に対して直角(90度)になるように上げることができるか、また、ウエストベルトの上下にかかる圧力が均等であるかを確認します。
- 左右とも同じセッティングであることを確認します。必要であれば、パックを下ろして手動で角度の再調整をしてください。
細かい微調整を歩行時にも行うことで、さらなる快適性を求めることができます。肩と腰への荷重分散比率を変えることで、疲労度も異なります。パックの荷重は肩よりも腰で支えられることが理想的。各種ストラップの調節を上手く行い、身体への負担を軽減しましょう! - ショルダーハーネスのストラップをゆるめます。
- ショルダー・スタビライザーを引き締め、ショルダーハーネスと肩の上部の間に少し隙間ができるぐらいテンションをかけます。
- ショルダーハーネスのストラップを再度締め直します。
|
|