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Cover all of GREGORY

グレゴリーにまつわるモノ、ヒト、コト。

古着に対する人並み以上の愛を持って、20年以上にわたりスタイリストとして活躍し続ける原田さん。その独特なアウトフィットはもはや彼ならではのスタイルとして業界内では皆が知るところ。トレードマークは一際目立つ金髪。そしてもうひとつ。大好きな古着屋さんを巡る際、仕事となると1週間で100軒まわることもあるという原田さんにとって、小回りの効く自転車は欠かせないという。

「仕事の日もオフの日も、移動ツールとして欠かせない相棒です。買い物に出かけたり、古着屋さんのリサーチを兼ねて遠出することもしばしば。20kmくらい平気で行きますよ。キャンプとかアウトドアの趣味がなく、すべてが仕事の延長みたいなものなので、ある意味自転車がいい運動になってますね(笑)」

 

 

現在、数台所有しているという原田さん。メインに乗っているのは、72年製の〈TSUNODA〉のフレームをベースに組んだロードバイク。オレンジ色が映える、原田さんならではの一台だ。

「これといってこだわりはないのですが、自転車に乗るからといって、それに合わせて身につけるものを制限しないのがマイルールです。ジャケットもスニーカーも、気にせずなんでも着ます。毎日乗るからこそ、コーディネートはその日の気分次第。無理しないことが、なにより楽だったりするんです」

 

 

使っているところをしっかりイメージ。

出かけるときは基本ウエストバッグという原田さん。今回選んだのは、他のモデルに比べて収納性の高い「HARD TAIL V2」と、王道の「DAY PACK」の2つ使い。すっきりとした見た目に反して、隠れた機能が満載。バックパックはPCスリーブも完備し、通勤や通学にも最適なモデルだ。

「自転車に乗る以上、常に両手を自由にしておきたいので、使うバッグは必ずと言っていいほどウエストバッグとバックパックです。このHARD TAIL V2は、容量は十分あるし、ジッパーが2箇所あって、どちらからも中身が取り出せるのがいいですね。僕の場合、パンツのポケットには何も入れず、ウエストバッグに財布から携帯まで全部入れるので、使い勝手が最高です。バックパックは今日みたいなコンパクトな寒い日に、着替えをいれるときなんか重宝しますね。あまり2つ使いしたことなかったですけど、意外とありですね(笑)」

あくまで自身のライフスタイルがベース。実際に使うシーンをイメージしたセレクト。その解像度がとても高いと感じたのは読者も同じはず。原田さんのバッグ選びの基準はとてもシンプルで明快だ。
「仕事編」はこちらから!

バッグ:GREGORY「DAY PACK」
ウエストパック:GREGORY「HARD TAIL V2」

Photo_Fumihiko Ikemoto
Text_Jun Nakada